2020年09月23日

鯉。

おはようございます、耕太郎です。

ある日の夕方、いきなり女性から声を掛けられた。知らない女性というわけではなく、同じ職場で働いている女性ではあるのだが、名前も知らない人だった。僕が現場の日報を書いていると、「話す練習をしてもいいですか?」と話し掛けられた。話す練習、はて何のことやらと。吃音とか男性恐怖症でうまく会話ができないとかそういうことだろうか、断る理由もなかったので、はいどうぞと。

まず言われたというか聞かれたのが、「仕事中は不機嫌ですか?」と。僕はあまり積極的に話さない男である。無駄なことは話さない背中でモノを言うタイプだし、それ以上に話さなかったりする。昔からそうだ。学生時代のことを思い出した。友達のライヴにサークルの友達と一緒に行った時のことで、始まるまでに時間があったので、その友達A子の友達B子と3人でマックにでも入ったのだ。後日、A子からB子が「私は嫌われていたのかな?」と言っていたと聞いた。しかし、その時、オレはかなり頑張ってB子と話したし、A子もそれに同意した。つまり、オレは頑張ったとしても普通以下になってしまうのだ。まぁ、眉間にしわが寄ってしまう癖というか、そういう顔面のつくりになっているので、これはもう今さらどうしようもないことなのだ。

それから、その女性の退社時間にオレが一人でいると話し掛けられるようになった。最初は事務所の端に立って棚に半分隠れるように立っていたのが少しずつ事務所の中に入ってきていたので、練習は順調にいい方向に進んでいるようだった。その段階で、告白されたらどうしようというシミュレーションというか妄想を頭の中で繰り広げていたので、何日後かにLINEのIDを渡された時も冷静に対処することができた。それにしても、イマドキの子はLINEのIDを渡すだけで連絡先を交換できるんだと、なんだか羨ましくなってしまった。そうなのだ、イマドキの子なのだ。まぁ、ギリギリ20代なので子というほどの年齢でもないのだが、オレとの歳の差は19歳だ。もちろん、オレの年齢は伝えてあったので、自分の母親よりも2歳年下の男に恋愛感情を抱いていたことになる。僕は自分が既婚者であることをしっかりと伝えたので、それから先の展開には進んでいない。ややつまらないというか、微妙な感じであるなんていうのは嘘八百で、オレは面倒臭いことには巻き込まれたくないから、浮気はない。隠れてメールするとか、嫁と二人でいる時に浮気相手からピコンとか鳴ってメールが届くとか、オレにはそんなことを何喰わぬ顔で出来る図太い神経がない。図太いのはあそこだけで充分だ。もともと、オレの恋愛に駆け引きなんて文字はなく、ONかOFFの人なので、浮気をすることができないとかいう以前に、そういう女性にとってはつまらない男ということになってしまうのである。

それにしても、19歳年上に行くか? 自分に置き換えてみると、67歳の女性だぞ。ない。美魔女だろうが美熟女だろうがないな。僕は以前8歳年上の女性とお付き合いしていたことがあり、その女性が老眼になった時に一気に冷めてしまった覚えがある。僕は老眼になるのが遅いらしく、今のところ不自由はほとんど感じていないのだが、クラス会に行くとほぼ全員が暗い場所でメニューを読むことができないので驚いてしまう。まぁ、オレとしては若さをアピールするよりも大人のダンディズムで勝負したいところなのだが、鏡の中のオレをじっくりと覗いてみてもダンディズムの欠片もないことに気付いてしまうのだった。

しかしながら、オレは14歳年下の女性と再婚したので、なんというか実に締まらない内容であることは確かである。
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2020年09月09日

漢。

おはようございます、耕太郎です。

内藤がEVILから二冠を取り戻したのだが、なんと言うかモトサヤ的な落ち付き方でイマイチ盛り上がりに欠けるような感じがしてしまうのは気のせいだろうか。つまり、試合の流れとして、中盤にバレットクラブが乱入し、それをロスインゴが排除し、最後に内藤が仕上げるという、お決まりのパターンになってしまったので、カタルシスを感じることができなかった。コロナの影響で最後の「デ・ハ・ポン!」の大合唱も叶わず、神宮の夜空に打ち上げられた花火も何だか虚しさと言うか、やり切れないような気持ちがあった。

それよりも、NEVER王者を鷹木から奪い取ったみのるの写真がこの日のすべてをかっさらっていった。神宮の青空、観客が座っていない青いシートをバックに、不敵な笑みを浮かべ、NEVERのベルトを掴んだみのるの姿。新日本プロレスのリングの色はセルリアンブルーと呼ばれており、象徴としての青をバックに従えているみのるに鳥肌が立ってしまった。

さて、9月末にRIZINが行われる。懲りずに生放送だ。目玉は天心VS皇治。皇治はこのブログで紹介したことがあるので覚えている人もいるかもしれないが、お茶の間的にはまったくの無名と言っていいだろう。元K−1とか言われても昔のK−1とはまったくの別物だし、深夜枠の30分番組もなくなってしまったし(今年の春にあった大会を中止の要請を押し切って開催した。1年で一番デカい大会だからやりたい気持ちは分かる。結果的に大きな非難を受け、この大会の特番は放送中止になった。その後、テレビ放送は復活していない。天心が参戦したRIZEは無観客で大会を開催し、深夜枠の特番を放送した)、とにかく、皇治には一般的な知名度はまるでない(確かアウト・デラックスには出ていたけど)。しかし、皇治軍団と呼ばれる地元大阪を中心としたコアなファンが大勢いる。

皇治は元K−1というコピーでRIZINに参戦しているが、元々はK−1に喧嘩を売って出場した外敵だった。そこで結果を出し、派手な強さはないものの、頂点の武尊に噛みつき、ダウンを奪われながらも、判定負けに持ち込んだ。武尊に勝てるなんてオレは思っていなかったが、皇治が負けるとも思わなかった。今のK−1はK−1村と揶揄されることもあり、日本人チャンプと煽りVTRで強いイメージで塗り固めた外国人ファイターと戦うことが多く、皇治は「強い奴と戦いたい」とか、「外の選手とやりたい」と常に言っていたので村から出たことに驚きはない。武尊とやって、確かに負けてしまったけれど、結果は出したと思っている。その後、武尊に挑戦するための踏み台みたいな扱いになってしまったし、皇治がそのマッチメークに対して不満があるのは当然だろう。

皇治はそれなりに高額な違約金をK−側に支払いRIZINに来た。そして、いきなり天心戦を掴み取った。今、日本で一番需要の高い一戦は天心VS武尊である。本人達もそれを望んでいると言われても仕方がないようなにおわせ方をしていたが、RIZINとK-1の契約上の問題と言うか、お金儲けの都合で実現できない状態にある。しかし、皇治はそれを飛び越えて、天心の喉元に刃を向けることに成功した。武尊との一戦のように、皇治が天心に勝てるとは思わない。キャリア終盤と言ってもいい皇治が、だからこそ自らが生贄になって天心VS武尊を実現させようとしているように思えてならない。もちろん、皇治はメイウェザーやマクレガーとやりたいと言っているので、男として単純に強い奴とやりたい、皇治軍団の血が騒ぐ戦いをしたいと考えているだけかもしれないが、どう贔屓目にみても今のRIZINにはそんなお金はない。

この大会に未来が参戦しないことが正式に発表された。未来は「相手とファイトマネー」が参戦の条件だとしていて、榊原は「YouTuberではなく格闘家であることを本人に確認した」と言い、結果的に「相手が決まるのが遅すぎる」との理由で未来が参戦を取りやめた。RIZIN側にとっては視聴率が稼げるファイターである未来が参戦しないのはとても痛いだろう。その未来が無人島でシバターと戦うことが決まり、なんとも未来らしいというか、男の子だなぁと。

そう言えば、オレ、アイドルに夢中になった覚えが一切ないなぁ。
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2020年08月26日

あと3日の辛抱。

おはようございます、耕太郎です。

術後10日、ようやく通常のスピードで歩いたり、立ったりしゃがんだりが普通に気にせずできるようになってきた。帰宅ラン復帰及び2週間ぶりのビールまであと3日であります。

「UPDATE」のアップは残り2曲。それが終わったら、デモをアップします。これは必要がなくなったら削除しますのでね、聴きたい人がいるとは思えませんが、気になる人は気にしてみて下さい。PCはリンク先からどうぞ。スマホの人はこちらから(https://moreloverecords.tumblr.com/)。次のデモアルバムからひとりで作るのではなくヘルプを頼む予定でありまして、では練習曲をどうやって渡すかなということで、昔だったらカセットテープですが、今はカセットだけではなくCDも聴けないという人がけっこう多い。僕はテープもMDもCDも聴くことができるが、CDはたまに聴くことがあってもカセットやMDなんて何年も聴いていないし、単純に捨てられないだけだ。手伝ってくれる友人に聞いてみたら、音楽はスマホにタブレットにアレクサで聴くとのこと。今はそれが普通なんだろうね。そこで、MTRでミックスした仮音源をUSBメモリーに入れて渡すことにして、さらにブログにアップすることにした。ブログにアップしておけば直接会わなくても音源を聴くことはできる。メールでファイルを送ればよかったりもする。僕はMTRを使うので録音はこのMTRを使う必要がある。MTRを友人に渡して録音してきてもらうという手もあるが、慣れていない人が使うのはちょっと面倒だと思う。DTMならば、同じソフトがあればファイルのやり取りだけで録音を重ねていくことができてとても便利ではあるのだが、友人のようにPCがなければ話にならないし、MTRよりも慣れが必要だろう。

現在、仮デモは5曲まで進んだ。例の死ぬまでに100曲プロジェクトのまだまだ5曲目である。5月あたりから始めたので、やっぱり月に1曲ペースということになるね。もうちょっとペースを上げて、年に15曲は作っていきたい。

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2020年08月24日

ペダルのお話。

おはようございます、耕太郎です。

術後1週間が過ぎまして、順調であります。まぁ、何が順調なのかよくわかりませんが、傷が痛くて仕方がないとか、腫れが引かないとか、そういうことはありません。仕事は4日間休み、その後は普通に仕事で、僕はデスクワークではなく体を動かす仕事なので、スマホの歩数計は17000歩になります。軽い運動は1週間後に傷口のテープをはがしてから(麻酔よりも痛かった)と説明されておりましたが、仕事は運動ではないので大丈夫ですということにしています。ちなみに、仕事後に帰宅ランすると26000歩になります。2週間後からは、入浴、水泳、飲酒も可能になりまして、基本的に普通の生活に戻ることができます。クレジットのポイントをビールに交換したので、家にビールが40本くらいあります。あと一週間の我慢です。

時間があると色々と考えることがありまして、まぁ、ロクなことは考えませんが、ロックなことを考えておりましたとかいうベタな感じです。まずはワウを買ってしまいました。クライベイビー・ミニです。有名なワウ・ペダルのクライベイビーをハーフサイズ化したものです。ワウなんて買ってもあまり使わないんですけど、ある曲で試したくなってしまったので。

以前にも書いたように、僕みたいに自宅録音で完結してしまう人で、それなりにいい音で録音したいけど、そこまで高いレベルを求めないのであれば、アンプシミュレータが入っている安いマルチ・エフェクターがあれば充分である。ライヴをやる予定もないし、DTMじゃなくてMTRだし、エフェクトもそれほど必要としていない。歪みはアンプシミュレータで作れるし、空間系のエフェクトはほぼ必要がない。なので、僕はZOOMのG1FOURで満足できるわけです。ペダル付きのモデル(G1XFOUR)も迷ってはいたが、僕には必要なしという判断をしました。ペダル付きのモデルの方がワウを買うよりも安く済むので、使う可能性があるのならば買っても損はないとは思う。ただ、ミニじゃなかったらオレも買ってないかな。

ところがである。「UPDATE」を完成させて次を見据えた時に、もうちょっとギターの音を落ち着かせようかなと考えた。特にテレキャスターの音はかなりとんがっているので、もうちょっと馴染ませようかなと。G1FOURの設定を変えたくなかったので、だったらペダル(最近はエフェクターではなくペダルと呼ぶらしい)を使ってみるかと、最初の段階で買ったワン・コントロールのストロベリー・レッド・オーバードライブをいじっていたらうまくハマってくれた。このペダルは、フェンダーのチビアンプでマイク録りしようと考えていた時に買ったもので、テレキャス用ではなくエピフォンのワイルドキャット用のつもりで買ったもののまったく使い物にならなくてほぼお蔵入りの状態になっていた。おかげで無駄遣いせずに済んだ感じである。有名なチューブスクリーマーみたいにオーバードライブをブースターとして使うことがあり、似たような使い方ですかね。コンプレッサー的な感じで、トンガリを滑らかにするイメージで使っている。

ストロベリー・レッド・オーバードライブを復活させた、クライベイビー・ミニを買った、そうなると、もうちょっとペダルが欲しくなってしまう。興味のない人にはさっぱり分からない話だとは思うが、世の中にはペダルが星の数ほどあり、マニアも存在するし、プレミア価格が付くものまである。チューブスクリーマー、ケンタウロス、スイートハニー・オーバードライブあたりはG1FOURにもパクリのエフェクトが入っているし、一般的にはBOSSのペダルも人気がある。オレはもともとエフェクターにはあまり興味はなくて、最初はBOSSの2モード入っているオーバードライブを買ってしばらく使ってから、サークルの後輩か誰かにあげたと思う。その後、ディストーションを買ったが、ゲインを0にすると好きな音で鳴ってくれたが、ディストーションを使うことに抵抗があったし(だったらなぜ買ったんだ?)、ゲインを0という使い方もおかしいし、あまり人前で使うこともなく、サークルの部屋に置いておいたらすぐに盗まれてしまった。次はチューブスクリーマーで、しかもタンクなので今も持っていたらかなりのレアものだろうが、これも誰かにあげたみたいだ。次はターボのTSで、なぜオレは普通のTSを買わなかったんだろうな。まぁ、そういう性格なんだから仕方がない。なので、新しくTSを買ってもいいとは思うのだけれど、ストロベリーとほぼ同じような使い方になるはずなので買う意味があまりない。買うならあえてミニでもいい。ケンタはコピー品が色々あるものの少し高価だし、使うとなるとテレキャスになるので、やはり買う必要性があまりない。だったら、カルトから出しているTSの歪みにケンタのシステム(単純に言うとね)のペダルがあり、高いけどそれを買うのはアリなのかもしれないと思っている。スイートハニーは見た目がかっこいいから欲しいことは欲しいけど、衝動買いするほどの勢いはない。

自宅録音ではなくライヴをするとなると話はまた別になるのだが、あくまでも自宅録音で必要な機材というのがベースにある。そもそも、G1FOURがあればいいのに理由をひねくり出して買う必然性を構築しているという面倒臭いことをしているのだ。ならば、必然性のあるペダルは何かというと、レスポール用のペダルで、G1FOURのアンプシミュレータでクリーンを作り、それをペダルで歪ませる使い方ができるものとなる。しかも、個性的でなくてもいい、うまく馴染む音で鳴ってくれることが求めているものだ。その結果、選んでしまったのがBOSSのベストセラーであるブルース・ドライバーである。いやね、色がレスポールと合うし、川崎のブックオフで安く売っていて(TSもペダルのG1FOURも売っていた)、ほぼ衝動買いでしたね。ほぼというのは、その時に買わずに3日ほど開けてから買うことです。その間に本当に必要なのかを考えまくります。考えて買うと決めたのに、お店を再訪して商品を見た瞬間にやっぱりいらないなぁと考えが変わってしまうこともある。そういう面倒臭い人間なのです。
青いの.JPG
この勢いで空間系もと思ってしまいがちになる心を押さえて、G1FOURに内蔵されている空間系のエフェクトを整理して、コーラスとトレモロを使える状態にしておいた。これでなんとかペダル熱は抑えることができるはずだ。まぁ、ボードが欲しくなっちゃってますけどね、ペダルを並べるボードが。

ライヴをするなら何が必要かなとか考えだすと瞬く間に一日が無駄に過ぎていくので、そろそろ思考停止いたします。

posted by 耕太郎 at 08:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月18日

股間のお話。

おはようございます、耕太郎です。

冷房はあまり好きではないので、一人で家にいる時、冷房はオフです。当然、汗だくです(笑)

さて、2日前に手術をしてきた。銀座に日帰り手術である。不妊治療に伴う「日帰り顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術」でゴッドハンドが行うために実費である。本物のレスポールJrが余裕で買える。

僕は来月48歳になるのですが、今まで「子供はできたらできたで」という考え方だった。今の嫁と結婚して、ちゃんと考えるようになった。ここ2、3年の話だ。嫁は低血糖になりやすく、しかし、自分の体質を理解しておらず、「疲れると眩暈がする」くらいにしか思っていなかった。僕と一緒に働いている頃には仕事中に3回倒れた。普通の留学生がそうであるように、午前中に学校に行き、午後にバイト、夜もバイトという生活をしていたので、とにかく日々疲れている状態だったのだろう。結婚をして少し落ち着いた頃に色々と調べてみることにした。耳鼻科や脳外科にも行ったが原因は分からず、紹介状を書いてもらって行った今の病院で内分泌系に弱いところがあることが分かった。その時に処方してもらった薬が妊娠と関係しており(たぶん女性ホルモンに作用する薬)、その薬が終わったら頑張りましょうという流れになり、婦人科も受診するようになった。色々と頑張ったり調べていくうちに僕に問題があることが分かった。

お元気な精子がほとんどいなかったのだ。クラス会で会ったK君は「僕も元気なのは20%だったけど子供ができたから大丈夫だよ」と声を掛けてくれたが、僕は0.02%だった。その時に感じたのは、オスとしての能力がない己のふがいなさというか、これって自然界では完全な落ちこぼれなわけでしょという真面目なことや、恥ずかしい思いをして避妊具を買ったりしなくてもよかったんじゃんという不真面目なことではなく、「あなたの子供を妊娠して、あなたに迷惑が掛かると思って黙っていたけど、流産してしまった」という女がいたことを真っ先に思い出し、確かに後天的なものである可能性も捨てきれないが、どうやらオレはその女に騙されていたようなのだと、タバコでも吸って遠い目をしたかったのだが、オレはもうタバコもやめてしまったので、なんと言うかやり場のない喪失感をどこにぶつけていいか分からず、オレは夕焼けのランニングコースを走ったのであった。

ある程度ふざけて書いていきますけど、すべて事実なのでね。真面目に書いても、真面目に読んでも面白い内容ではないからね。

この時点で、タイミングを合わせての自然妊娠の可能性はナシ。顕微鏡で精子をとっ捕まえることも少なすぎて難しいという。男性ホルモンの薬を飲んで精子を増やす治療を行なうことがまず考えられることだった。ネットで調べてみると、薬で思春期状態にするのだという。日々モンモンである。目がギンギンになって電車で痴漢をしたくなったりしたらどうしようと本気で悩んでしまったというのは真っ赤な嘘である。

次に婦人科から泌尿器科に回された。血液検査の結果は、精子を作る指示系統には問題なしで、どちらかと言うと指示は出過ぎている。普通に指示を出しても作ってくれないからもっと指示を出している状態。それよりも男性ホルモンがやや弱いという結果で、「ちゃんと勃ちますか?」と聞かれて、もちろん僕は「ビンビンです」と答えたわけだが、誰かと比べたわけではないし、そう言えば、オレは一晩に2回したことがない、つまりこれが弱いということなのか?

泌尿器科での診察におさわりがある。タマをワサワサされるわけである。ここで衝撃の一言、「タマが小さいですね」とワサワサされながら言われてしまった。いや、タマも誰かと比べたわけではないから、自分のサイズがどうなのか分からないし、そもそも、男なんてタマなんか気にしたことないでしょ、サオはとても重要で、それこそ身長よりも気にしていた時代というのが男には誰でもあるはずだ。

つまり、この時点でタマに異常があることが分かった。成長してないというか、成長が止まってしまったらしい。そんなわけで、タマのエコー検査を受けることになった。タマにゼリーをたっぷり塗って、パソコンのマウスみたいなカメラでワサワサされた。結果、タマの中を通っている血管が太くて、精巣が冷やされていないというのだ。小さいとか太いとか、面倒臭いなオレの体は。腎臓が悪くなって扁桃腺を切ったし。まぁ、でも、オレよりも悪い人はいくらでもいるわけだしな。腎臓はそのままにしておくと慢性腎炎とかになるから危ないけど、タマはそのままでも死ぬわけではないし。子供ができないのは諦めがつく。オレはそう思っている。ただ、死ぬ時に子供の顔を見ながら死んでいきたいという思いは心のどこかにあって、しかし、子供の代わりにオレは曲を作っていると考えることはできるし、オレはこれから100曲作るという目標があって、子供は100人も作れないだろうとかいうおかしな考え方もできる奇特な人である。

ただ、子供ができなかったら、オレが死んだ時に嫁は日本で1人になってしまう。それはいくらなんでもかわいそうだ。やれることはやってみよう。金は掛かるが、そういうことじゃない。諦めるのはまだ早い。ネバギバである。

この時点で言われたことは、血管の手術をすることと、元気ではないが生きている精子をとっ捕まえるゴッドハンドがいるから紹介してあげる、このふたつ。血管を細くしても、年齢を考えると今更精巣が正常になるかどうか微妙なところで、あまりすすめられないかもしれないとのことだった。

紹介状を貰ってゴッドハンドの診察を受けることになったが、コロナの影響でしばらく診察の予約が取れなくなった。緊急事態宣言が解除せれ、さっそく予約を取って行ってみた。ワサワサされたり、ゼリーをたっぷり塗られたり、別室でエロDVDを見たりした。

結果はほとんど変わらなかったがより具体的になった。タマの血管は太いのではなく太過ぎる、つまりは静脈瘤と呼ばれるもので、箇所によっては逆流しているという。「キンタマでポロロッカ」という歌詞にできそうな言葉が浮かんだが、僕はそういう笑える歌は作れないし、それどころではないようだった。静脈瘤のレベルは最悪だったので、とにかく手術することになった。金儲けのためにやたらと手術を勧めてくる医者がいることも知っているし、ゴッドハンドの手術用の施設は大学病院とは別の銀座の一等地にあり、車はなに乗ってんすかとか聞きたくなってしまったが、とにかく、オレは父親が残してくれた大切なお金でタマの手術をすることになった。そう言えば、親父も昔は銀座で働いていたんだよなぁ。親父が銀座で働いて稼いだお金を、息子が銀座での手術代にするなんて、泣けてくる家族愛ではないか。

母親と嫁は入院しろと言ってきたが、基本的には午前中の手術で日帰りが基本で、入院できないこともないが、どうやら入院しない方が普通のようだし、入院の案内すらない。ゴッドハンドが大丈夫というのなら大丈夫なのだろうが、一応は外科手術である。

当日、僕はツルツル状態になって銀座に向かった。2週間前くらいから徐々に少なくしていって、前日にツルツルにしてみた。気分的には7割くらいが夏らしくスタイリッシュで気に入っていたので、今後はそのくらいでキープしていきたいと思っている。

パンツを脱いで、靴下とTシャツという間抜けな格好で美容院のシャンプー用の椅子みたいな全自動のベッドに寝る。今はコロナの影響で私物を持ち込むことは禁止されているが、今まではスマホで音楽を聴いたり動画を見ていても良かったそうだ。看護師が部屋に流す音楽を「アレクサ、ロックをかけて」とアレクサに伝えると、奴はヒゲダンを流し始めた。僕は別にヒゲダンだって良かったのだけど、「これは違いますよね」と言われてしまったので、ストーンズをかけてもらうことにした。流れてきたのがいきなり「アンジー」だったので僕も悲しくなってしまったが、そんなことはおかまいなしに手術が始まった。

痛いのは最初の麻酔だけで、あとはなんか引っ張られているような若干の違和感くらいだけで、それよりも緊張感で肩が凝る。2時間、動かないでいるのもけっこうつらいし。手術が終わり、ベッドがウイ〜ンと起き上がり、ミイラ化された自分の股間とご対面する。傷口はタマではなくサオの上あたりで左右2カ所にあり、そこにテープが貼られ、その上に圧迫用のタオルが強力なテープで固定されている。タマもプラプラしないようにテープで固定されてしまっており、そのテープの間からすっかり怖気づいてしまったサオがピロンと出ている。サオまで固定してしまったらトイレで用を足せないではないか。イメージとしては前面だけのおむつからサオだけ出ている状態を想像していただきたい。ちゃんと想像しましたか。笑ってはいけません、こちらは真面目に説明しています。

それからパンツとズボンを履き、ゴッドハンドから術後の説明を受け、銀座の街に解放された。術後10分くらいである。やや頭がくらくらするような感覚と、股間の腫れぼったさというか、急所攻撃を受けたようなどんよりした感じがあるが、それよりもミイラ化されたせいで歩きにくい。

朝飯を抜いてきたので腹が空いていた。歩いて5分くらいの所にわしたショップがあったので、そこのイートインで沖縄そばとサーターアンダギーとブルーシールの紅芋とマンゴーのミックスソフトクリームを食べた。頑張って地階に下りて石垣島の泡盛、白百合を買って頑張って階段を上って駅に向かった。お酒を買ったはいいが、2週間は禁酒となっている。

無理な態勢をとらなければ痛みは出ることはない。それよりもミイラ化されたテープがかゆい。翌朝には取っていいことになっていたので、早起きして早めに翌朝になったことにしてタオルとテープをはがした。この時点でシャワー可になっていたけれど、僕は夕方にしました。傷口のテープは、はがれなければ1週間そのままにしておく。その1週間はそれなりに制約がある。タマがプラプラしないようにトランクスではなくブリーフかボクサーパンツを履いて、中にハンドタオルを入れてタマを持ち上げて固定しておく。痛みや腫れがあれば冷やしてくださいとなっていて、ケーキを冷やすような冷却剤を渡されていたが、ランニング用のアイシング氷嚢を持っているので、時々それを股間に当てて冷やしている。別に痛みも腫れもないと思うのだが、暑いので冷やしていると気持ちがいい。昨日の夜までは熱っぽかったし、股間を冷やし、次は頭を冷やし、また股間へのループを繰り返していました。運動は2週間後からとなっている。ランニングもそれまでお預けである。つまり、2週間後にランニングしてからお酒を呑むのを今から楽しみにしているというわけでございます。

ゴッドハンドに会うのは3か月後。何かあればメールで送れとなっている。つまり、そういう手術なのですね。高いので誰でもできる手術ではないとは思う。ただ、男性不妊の原因の40%以上が精索静脈瘤だと言われているので、子供が欲しいのならばやる価値はあるはずです。まぁ、これからの結果がどうなるかは分かりませんけどね。

とりあえず、今のところはこんな感じであります。参考になる人がいれば幸いでございます。
posted by 耕太郎 at 15:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする